15.白島地区原爆死没者慰霊碑 (中区白島九軒町25番・白潮公園内)
   
 

白島九軒町の東側、京橋川沿いに細長い白潮公園があります。2005年の4月2日、漸く桜が蕾を見せ、春を待ちかねたように、少なからず、「お花見」の弁当を広げる人たちと、チョット離れて、川を背にしてこの慰霊碑が鎮座していました。

この碑の両側には、花壇らしき囲いがありますが、まだ春先ゆえ何も咲いていませんでしたので、写真からはカット、また前には「慰霊碑専用」とあるポリバケツが置いてあり、この地区の人たちのこの碑への「思い」を知ることになりましたが、写真を撮る時だけ、除けさせて貰いました。

碑の存在を知ったのは、2005年1月22日の中国新聞の広島地方版の白島九軒町を紹介する記事に「原爆伝える決意の碑」として下記の町内会長の国分さん等地区の人5名が撮っている記事を目にしたためで、7年前、多くの負傷者がここに逃げてきて、亡き骸はここで荼毘にふした、その思いを「風化させたくない」という思いで、町内の人たちの協力で建てられたそうです。

写真は2005年4月2日撮影。
   
 

碑の裏面には

「原爆死没者を火葬にしたこの地に慰霊の碑を建て哀悼の意を表すと共に世界平和を祈願する

平成10年4月吉日建之

白島九軒町町内会

会長 国分良徳」とあります。

新聞記事には、「8・6の祈りにヒマワリの種」ともあります。

写真は2005年4月2日撮影。