1.広島銀行銀山支店(東警察署) (中区銀山町3−1)
   
    広島銀行の前身、芸備銀行下柳支店だったが、1945年7月にいずれ来ると予想されていた大空襲に供えて東警察署に貸与されていた。爆心から1.2キロ、コンクリート建てだったため周囲全壊のなか倒壊を免れ、周辺の被災者が続々と避難してきて、五、六百人の負傷者でむんむんしていた。そして、次々と死んでいった。翌日から県庁がここへ移って救護活動の拠点となった。
戦後広島銀行に返され、長らく使用されていたが、1990年10月ついに取り壊され、現在電車からは見えない東側に当時の門だけがメモリアルとして残されている。


写真は2002年9月8日撮影。