また、8月6日死亡(ないしはその直後の日付)とあるお墓も多く見受けられます。中にはずらりと並んだ全ての死没者名が、はっきり「原爆死」「原爆症」と書いてあるお墓もあります。入るには一寸気が引ける感じですが、被災者への敬虔な気持ちを持って是非立ち寄られることを薦めます。墓石は多くの文献や展示にありますがが、寺の名前は大抵伏せられています。(宗教的なもののため。)しかし、「語り部」の方も良く案内されるようです。なお、西向寺の本堂・門信徒会館は2000年8月の原爆忌を前に建て替えられましたが、爆心地の寺ということもあって、自由に入って参拝できます。(浄土真宗・本願寺派)
他にも多くの爆心地近くの寺には同じようなお墓がまだまだ沢山あり、入り口は新しくなっており、原爆とは無関係のようにちょっと見えますが、奥に入るにつけ、「8月6日死亡」とある墓石や被爆墓石が見つけられます。今では石だけが原爆の跡をそのまま残しています。
左は2003年8月1日撮影 |