35.峠三吉詩碑 (中区中島町1・平和公園内東)
   
 

ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ  わたしにつながる にんげんをかえせ にんげんの にんげんのよの あるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ

 平和資料館北側の緑地帯にあり、1963年8月6日除幕されました。表には彼の詩が刻まれ、裏にはその英訳が刻まれています。峠三吉は、翠町の自宅で被爆しました。その後、原爆症の体にむち打って、青年運動を通じて文学活動をおこない、詩集を出版しました。1951年8月、ベルリンの平和大会に、プレスコードによる制約をかい潜って、日本の代表的作品として著書「原爆詩集」を送り、世界的な反響を与えました。しかし1953年3月10日、再起を願って行った手術の途中で、その36才の生命を閉じましたた。

この詩碑には上のように刻んであります。吉永小百合さんの朗読「第2楽章」でも冒頭に読まれる感動的な詩です。みんなで、声を出して読みあげ、平和への決意を新たにしましょう。 

写真は2013年5月17日撮影。
   
 写真は2002年12月23日撮影
   
             
   
 2005年6月18日
   
 2003年12月26日
   
   2006年7月18日
   
 2003年3月19日碑前祭

2002年5月26日、峠三吉等詩碑巡り の時の写真4枚を掲載。
   
 2003年3月19日碑前祭
   
 2003年3月19日碑前祭
   
 2003年3月19日碑前祭