37−3,「青桐の下で」、中国語翻訳出版記念会、ツァー (内モンゴルフフホト記念歓迎会、砂漠ツァー) 
 2001年8月29日
 

沼田鈴子さんの半生記「青桐の下で」(中国・内モンゴル自治区フフホト市人民政府歓迎会で)

 感銘受けた中国の副教授が中国語に翻訳(中国語題名は「原子弾下的広島」)

 中国語に訳された「青桐の下で」と「アオギリ二世」を前にする沼田さん。 
 右はフフホト市(人民政府)庁舎内での歓迎式

左がフフホト副市長ら、フフホト市側、右が訪問団
 
 

翻訳したのは、現地で内蒙古大外語学院で日本語を教えている南敬銘副教授。

被爆体験の証言を続けている沼田さん(七八)の半生をつづった「青桐の下で」を読んだ南副教授から2000年春、「平和の思いを中国に知らせたい」と手紙が届いた。

このたび翻訳が完了し、中国・内モンゴル自治区のフフホト市で出版された。

 訳本は二百二十七n、変形B5版で、二千部を出版。国内の大学や戦争、歴史資料館などにも置くという。2001年8月29日に現地であった発刊記念会には沼田さんや関係者(訪問団)が出席し、アオギリの苗木を贈った。

沼田さんは「憎しみを乗り越え、平和への願いを両国で育てるため若い世代に読んでほしい」と話す。

「青桐の下で」は一九九三年に出版された。左足を失った被爆時の様子や、同じ場所で被爆したアオギリの生命力に勇気付けられ、証言活動とともにアオギリを各地に広める取り組みなどを描いている。

左はフフホト市副市長(沼田さんのすぐ左)と南副教授(その左

 

 
  私達、同行者は草原でパオに泊まって馬に乗ったり、砂漠でラクダ(右の写真)にのったり、楽しませて頂いた。