39.原爆犠牲国民学校教師と子どもの像   (中区中島町1・平和公園外南)  

   
   太き骨は 先生ならむ そのそばに 小さき頭の骨 あつまれり

 広島県被爆教師の会が中心となって建設。被爆した裸身の女教師が子供を抱いて、絶望的な悲しみにぬれて空を見上げている銅像です。1971年8月6日に除幕。

 この日、碑の過去帳に記入された犠牲者は、子供885人(死亡推定2千人)、教師143人(同200人)で、まだ名前のわからない人も多いようです。台座には、原爆歌人正田篠枝さんの書く短歌が刻まれています。毎年8月5日ごろ慰霊祭が行われています。

石造台座に立つ像は高さ2.4メートルです。

左の写真は2012年11月3日撮影
   
   引率の先生方に特に見て貰い、平和教育への決意を再度新たにして貰いたい碑です。とりわけ、教組への弾圧をほしいままにして文部科学省に去った辰野元広島県教育長は、「教組とは労働条件のみ話し合えばよい」と言い放って、日の丸・君が代教育を教師に押し付けてきました。辰野氏にとって「教師の手で戦争への道を拒否する」この碑は目障りに違いないでしょう。

左の写真は 2003年12月26日
   
                
 
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   以下の写真は2004年6月20日撮影。
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