2、日本生命保険職員殉難碑 (中区中島町3−25、日生平和公園ビル横)
   
 

表には「平和之礎殉職記念碑」、左は「廣島支社関係者一同建立」、右は「昭和二十年八月六日殉職」、裏に戦災死者 濱本惠美子、渡辺實子、河崎艶子、勝谷行江、神田邦夫、横溝美智等28名の名前(内25名が女性名)が刻まれている。

かっては、白神社横の日本生命ビルの屋上にあり、危険ということで守衛さんに案内してもらわねば上がれない、数ある市内の慰霊碑の中で最も寂しい慰霊碑だろう、と紹介していたが、2007年にビルの建て替えがあり、さてどうなっているのかと新築完了を機会に訪れたところ、ここ平和公園前の日生平和公園ビルの西側横の緑地帯に誰でも参拝出来るように移設されていると教えられた。

1949年大手町の旧社屋に建立、1965年に中町のビル屋上へ移転、そして2007年7月、この地へ3度目の移転が行われた。

遺族の参拝は少なくなっていると聞く(2007年参拝あり)が、日本生命は8月6日の慰霊祭は職員の手で欠かしたことは無いという。ここなら気づく人も多かろう。安住の地たらんことを祈る。

左の写真は2012年11月3日撮影