39−2.消えた宇品陸軍運輸部跡民家 (南区宇品海岸三丁目9−9外)

 

 1992年12月、元の国鉄宇品駅の正確な場所を求めてうろついていたところ、競輪場に向かって左側に、えらく古びた建物があるのに気づきました。競輪場の守衛さんに聞いて見たところ、あれはたしか、昔からあるから、きっと宇品陸軍運輸部の建物ではないか、ということになりました。

で、 住んでいる住民に、後から電話で直接問い合わせて見ました。

戦後、国から払い下げを受けた建物で、この回りの古い木造の建物は、4、5軒全て、戦時中宇品陸軍運輸部が使っていた物だという答えが返って来たものです。写真では、民家なので失礼にあたるので道路からしか写していないが、中に入らせて貰うと生活の臭いのする同じような建物が、4、5軒並んでいました。残念ながら数年後には全て取り壊され、今では跡を今はうかがうことも出来ません。

左の写真は1992年12月13日撮影