17.坂町原爆慰霊碑(安芸郡坂町小屋浦) 

 

広島大橋を渡って呉方面、小屋浦駅の手前、右にイズミ、アサガミ広島物流センターとある電車線路の対抗側、踏切の無い線路を渡る。犠牲者91名の名が刻まれている。その後ろに木柱の慰霊碑あり。

写真は2012年5月8日撮影。

碑裏には「昭和二十年八月六日、広島に原子爆弾が投下され多くの被爆者が運ばれてきて、小屋浦住民の看護の甲斐もなく無くなられた 九十余名の方がこの地に埋葬されている。

四十年経た今、犠牲者のご冥福を祈り平和の願いをこめ遺族並びに原爆被害者の会が発願し 金子石材店、(株)田川緑地建設をはじめ多数の有縁者の協力によりこの碑を建立した。

昭和六十二年三月吉日」 下に西谷福一等発起人21名の名前

遺族の名24名、昭和六十二年追加22名。258名の寄付名あり。

右側にある「石碑」には「昭和四十六年八月六日発刊の広島県原爆戦災誌に記載されている、坂町小屋浦を名指にした、七年間被爆死者、六十体を野ざらし、という写真入りの記事は誤りです。広島市政百年を記念して発刊される、広島原爆戦災誌改訂版には、私達の思いが達してこの誤りは抹消訂正されます。   昭和六十四年一月吉日 慰霊碑奉賛会」とある。