20.非涙碑と山本康夫の歌碑  (西区三滝山・三滝寺内)

 次に、しばらく行くとこの「非涙碑」がある。さらに行くと「山本康夫の歌碑」がある。
 「山本康夫の歌碑」も、刻まれた文字が芸術的過ぎて筆者には読み取れない。前の平和祈願観音と山本康夫の歌碑については写真は撮っているので、読み取ってやろうという方がおられればお願いします。
 非涙碑の碑文は、「第二次大戦之末 昭和二十年八月六日 当時修道中学二年生の河野邦三は学徒動員の命を受け 市内雑魚場町に於いて勇躍任務を遂行中に原子爆弾の為悲壮
散華す その翌日似島にて遺品発見 戦死を確認す 以て大慈悲の佛塔を建立し回向す
 昭和五八年八月六日建之 父 河野重太郎 母 ツル」 被爆死した子を想う親の気持ちが伝わってくる。これが「非涙碑」と呼ばれるゆえんである。

写真は2003年2月8日撮影
   
山本康夫歌碑
写真は2003年2月8日撮影