17.旭山神社 忠魂碑 (西区己斐西町12)

   

旭山神社の階段を登り切った右に「忠魂碑」がある。裏に元帥陸軍大将川村景明書と刻まれている。年月は不明だが、その前の石灯籠には大正二年7月吉日とある。賀皇太子納妃、雙萃萬古、明治三年五月己斐村と書かれた石碑もこのあたりにある。

 ここの神社の拝殿、本殿が建設された年は、二葉の里の饒津神社内にあった招魂社が現在の青少年センター付近に護国神社として移された時期と同じである。庶民の素朴な現世利益の信仰からはじまり、皇国思想に至るまで、神社の果たした役割を考えて貰いたい。