5.NHK広島中央放送局跡被爆縁石  (中区幟町3−30・福屋幟町駐車場)
   
   8月6日午前8時15分「午前8時13分、中国軍管区情報、敵大型機三機西条上空を 」との放送を最後に壊滅。上流川の放送局、八丁堀にあった加入課も全滅。34人の即死者と多数の行方不明者を出したというここにあったNHK広島中央放送局(福屋幟町別館)は1997年に解体され、今は福屋幟町駐車場の建物の西側外壁に外壁の一部が埋め込まれ保存されている。

左は2012年5月16日撮影。

第4篇20、NHK原爆の碑でも紹介しています。

   
 説明板
「NHK広島中央放送局(爆心地から約1キロメートル)この写真の建物は、NHKのラジオ放送の開始に合わせ1928(昭和3)年に完成し、地域文化の向上に大きな役割を果たしました。1945年8月6日午前8時10分すぎ、警戒警報発令の放送にかかったとき、原爆がさく裂し、放送局の機能は停止しました。在籍職員260名中34人がその日のうちに死亡しました。戦後、福屋百貨店が幟町別館として利用しましたが、1997年9月、老巧化の為解体されました。被爆の惨禍を後世に伝えるため、同建物の縁石の一部をここに保存しています


右の写真は1997年9月1日、解体工事中のもの。
   
 

左は解体される前、福屋幟町別館として使用されていた頃(1993年?)撮影.。