11.真心像        (中区袋町3番17号) 
   
   

説明文にこうあります

「原爆の洗礼を受けた広島市に本拠を置く広島市信用組合が本店新築を記念してここに清純な古代の乙女の像を設置して永遠の平和と繁栄を祈念します。昭和三十八年十月十三日   今井稔 撰」

地下にはもっと詳しい説明文と製作過程の写真が展示してあります。

 

写真は2012年2月25日撮影

   
 

「真心」の像とシシンヨー

「真心」の像には、被爆者である製作者の平和への願いが込められています。本店ビルを新築した昭和38年に設置され、シシンヨービルに建て替えられた今も、本店玄関右側に置かれ静かに広島の街を見つめています。
この乙女の姿はシシンヨーのマシコット・キャラクターに発展し、「まごころちゃん」の名で広く親しまれて今日に至っています。
製作:林 満寿人(ますんど)氏 (明治29年〜昭和60年)
略歴●大正8年:広島高等師範学校付属中学校卒業 東京美術学校(現東京芸術大学)入学
   ● 昭和6年:帝国美術院展覧会工芸部に初入選 以降帝展、文展及び日展に入選十九回
   ● 昭和24年度より:広島県主催美術展覧会工芸部審査員 十七回、同運営委員七回
   ● 昭和38年:広島市信用組合「真心」の像の制作

とあり左に大きく「真心像」の写真、右には「製作に取り組む林満寿人氏」「アトリエで製作中の真心像」「旧本店ビルでの佇まい」の3枚の写真が沿えられています。


右の写真は2007年6月4日撮影