21.県立広島第一高等女学校原爆犠牲者追悼之碑 (中区小町・平和大通り緑地帯)
   
 

移動演劇さくら隊殉難碑の、電車道側からすぐ手前に立っています。1963年原爆犠牲 者遺族会の手で建てられました。校長を含む職員20名、1年生234名、2年生5人、3年生5人、4年生33人、専攻科9人の名が記されています。

碑の裏面には当時2年生の岸谷敞子さん作の追悼の歌が記されています。「今学び舎のこの跡に 受難のあとを弔いて み墓の前にぬかずけば 無量のおもい胸にわく ああ師の君よ わが友よ 鎮まり給え安らけく」。この歌のとおり同校の跡に立っています。写真右に見える石柱は同校の門柱だったもので、被爆遺跡でもあります。犠牲者は土橋で疎開作業中の1年生の数が圧倒的に多い。他のここにいた生徒達も、バラバラになった手や、首の無い胴体が散乱していたというから、想像するだけでもその情景はぞっとするものです

左は2005年6月19日撮影。