5.ブラジル広島・長崎県人会慰霊碑 (中区加古町3・本川河畔  
   
 広島厚生年金会館裏にあります。碑文を紹介します。

「1945年8月6日、広島市に最初の原子爆弾が投下された。瞬時にして幾多の人命が奪われ文化を破壊し、まちは廃墟と化した。あれから45年市民のたゆまざる努力と平和を愛する全世界の人々にささえられヒロシマは国際平和文化都市として再生した。ヒロシマの悲劇を再び繰り返さないという決意と全世界の恒久平和への願いを込めてこの碑を広島日伯協会を通じひろしまの地に贈る。」
           1990年(平成2年)ブラジル広島県人会、在伯長崎県人会
                  在ブラジル原爆被害者協会、ブラジル相互協会
 外交辞令としても、気恥ずかしい思いはしないでしょうか。原爆死没者・被爆者の犠牲の上で、「世界遺産原爆ドーム」を筆頭に、「平和」を目玉商品にして、一生懸命金儲けに走っている人達が多いのを目のあたりにしている地元の者として、「国際平和文化都市として生まれ変わった」など言われるのは、ちょっと面はゆい。

2004年1月31日、2005年2月28日とブラジルからの日系留学生がこの碑の存在を知って清掃したことが報じられていました。

写真は2013年11月2日撮影