２００２年１２月、写真を撮りなおそうと行ってみたら、工事中、きれいにきえていた。つい半年前の夏、近くの「大手町・原爆犠牲者慰霊碑」を撮影した時はちゃんとあったのに。まだある、いつでも写真に撮れると思い込んでいました。左の１９９３年撮影の１枚が貴重写真になってしまいました。

左の写真が２００２年１２月の工事中の姿。左手に見えるのが「大手町・原爆犠牲者慰霊碑」。

爆心から１３００メートルのこの橋は、１９２７年に架設された鉄筋コンクリート造りの物で、石造りの点灯装置が爆風によって移動したということでした。被災者達はこの上を続々と渡って行ったが、どこへ逃げて行けば良いのかわからなかったでしょう。もの言わぬ証人はまた一つ消えました。