27.大手町・原爆犠牲者慰霊碑 (中区大手町五丁目29・明治橋東詰め)
   
   明治橋の東詰めから北、鷹の橋商店街寄りの元安川の緑地にかっては隠れるように立っていましたが、今は河岸整備で移動されて、遠くからも良く見えるようになりました。大手町は広いと言うか、長いと言うか、原爆ドームあたりから、鷹の橋商店街に至るまで、元安川に沿って一丁目から九丁目まであります。藩政時代には、広島城の大手門から川筋に沿って上級藩士の屋敷が並んでいたためこの名がついているのは、多分東京の大手町と同様の名前の付け方でしょう。一丁目から五丁目までは、原爆で一瞬にして壊滅、全滅したといいます。犠牲となった町民を弔うために、1970年に建てられました。

写真は2012年9月15日撮影