33.広島文理大・広島高師遺骨埋葬地の碑  (中区東千田町一丁目1・広大東千田キャンパス) 
   
  広島大学原爆死没追悼霊碑の入って右手奥に建っています。広大移転前は、裏門近く、理学部1号館のほとり、旧大学農園跡にもっと古いものがひっそりと建っていました。「遺骨埋葬の地」と記された石碑の存在を、何人の学生が知っていたでしょうか。裏を見れば「昭和四十七年十二月二十五建之」とあります。以前、「学生運動はなやかかりし1970年頃、このあたりを闊歩していた筆者も恥ずかしながら知りませんでした」と書いたことがありますが、筆者卒業後に建てられたので知らなかったのは当然としても、このような事実があったことについて知ろうともしていなかったことは、やはり恥じなければなりません。
 学内にあって犠牲となった80人は、こで火葬に付さ、その遺骨を埋葬したのです。
広大は西条へ移転する。この碑はどう なるのだろうか?と思っていましたが前の広島大原爆死没者追悼之碑と一緒に現在地に移転されています。