15.皆実小学校職員児童同窓生慰霊碑とシダレヤナギ (南区皆実町一丁目15・皆実小学校)  
   
  南区役所裏に皆実小学校はあります。北側の正門から入って右に、余り人目に触れない程、ひっそりと小さく、ある写真集の表紙にもなっている「いしぶみ」という碑が建っています。

 裏には
「碑文 同窓生死没者並びに原爆死没者の先生児童のみたまを弔う
    本校六十周年記念事業の一つとして同窓会が建立する。
                      昭和56年2月1碑建之 秋山豪爾郎書」と刻まれています。


写真は2012年10月16日撮影。
   
 その右には「碑(いしぶみ)のつどい 平和のおりづる」が造ってあります。

写真は2012年10月16日撮影。
   
   

グランドには被爆樹「シダレヤナギ」が立っています。

「ひばくじゅ木 シダレヤナギ

ばく心地から2,150m

このシダレヤナギは、1945(昭和20)年8月6日の原ばくにもたえ、生き残りました。」

「被爆した柳の木

原子爆弾は罪のない柳の木まで焼き、痛々しい姿に変えてしまいました。それでも、春になれば、柔らかい目を出し、夏には葉をしげらせて、涼しい木かげを作る柳の木。生命の力強さと尊さを私たちに教えてくれています。みんあでこの木を大切に守っていきましょう」

写真は2012年10月16日撮影。
   
   写真は2012年10月16日撮影。
   
                    

 なお2002年5月13日に訪問した時は「被曝アオギリ2世」がありましたが、2012年10月16日に訪問した時は見当たりませんでした。探しそこねかもしれませんので、下にそのままあげておきます。

  正門寄りには大きくなった「被爆アオギリ二世」が緑の葉を出していました。「被爆アオギリ二世 一発の原子爆弾で、広島の町は、あっというまに火の海になり、白島の逓信局(いまの中国郵政局)に植えられていたアオギリも、炭のように真っ黒に焼け焦げてしまいました。それでも何年jかたって、アオギリは新しい芽を出しました。被爆したアオギリは原子爆弾の恐ろしさと生命の力強さをわたしたちに伝えてくれているのです。そして、被爆アオギリをとおして、少しでも多くの人に平和の大切さを知ってほしいと願い、その苗木が「被爆アオギリ二世」として、広島市内の小学校にくばられました。ここにある木もその中のひとつです。みんなでこの木を大きく育て平和を愛する心を広げていきましょう。」と説明鋼板にあります。」小学校だからでしょうか、すべて「かな」がふってあります。(2002年5月13日訪問撮影)