21−2.御幸松碑(南区宇品海岸二丁目19・道路緑地帯) 
   
   1899年、大正天皇が皇太子時に、明治天皇が1885年にこのあたりに来たことを記念してこの近くに松を植樹、この石碑は1909年に設置されたもの。昭和になってこの石碑は、千田廟公園に移されました。2010年に千田廟公園を覗いたところ、この碑は無くなっていた。聞くところによると宇品海岸の新設高速道路の近くに移転したといいます。2012年5月16日にそのあたりを探してみたらこの写真のように確かにありました。
   
 

裏には

「御幸松之記

明治十七年九月宇品築港ノ事起ル因テ先リ廣島市街ニ通スル道路ヲ築キ翌年五月公ヲ記ル時 大駕西巡ニ會シ八月巡幸誠道ヲ通過アラセラル今ノ御幸町即是ナリ是日澤ヲ工事未成ノ埠頭ニ駐メ、親ク山海の形勢ヲ顧ミ築港……文字がかすんでいてよく読み取れません……

明治四十二年一月 廣島市長高束康一撰」下には「有志醵金者 原信吉外14名の名前」が刻まれています。