22.カルビー倉庫跡(陸軍糧秣支厰食肉処理場) (南区宇品御幸一丁目12)
   
   

陸軍糧秣支厰は日清戦争後の1897年に海岸通りに設置されました。その後拡張を重ね、東は宇品御幸通りから西は宇品西通りまで、南は宇品小学校北から北はカルビー工場までの広大な地域に拡がっていました。戦後、民間への払下げ、取り壊しが行なわれました。企業秘密か、被爆建物として公開されてはいません。(マツダの中にもあるはずですが全くの企業秘密で覗くことも出来ません。)上に三角の煉瓦造りをかろうじて見ることが出来るだけです。

 2007年2月24日カルビーの広島工場は廿日市市へ移転し、この建物は閉鎖されたと報じられ、今まではフェンスに囲まれていましたが、2007年6月4日、訪れたところ、ごらんのように重機が入っており、現場で聞いたところ、7月に解体に取り掛かるとの話、事務所に電話したところ解体は9月だろう、とあまり自信の無いような返事でした。

   
 10月10日、行って見たら下の写真のとおりレンガの残骸だけになっていました。残念ですが、もう取り返しがつきません。