21.長束神社・本殿 (安佐南区長束一丁目32−16)

 

安佐南区と言っても祗園大橋を渡ってすぐ右(東)の太田川放水路と本川とが分岐するあたりの堤防道路下にある。道路は狭く車は入りにくい。

下記のような説明板があり、左の本殿が被爆建物であることを示している。

「被爆建物 被爆時の名称 長束神社 (爆心地から3,890m) 本殿は、昭和20年(1945年)8月6日の原爆にも耐え、その姿を今日に残しています。 広島市」

特に被爆の損傷、あるいは改修の件については触れられていないので判りません。

写真はいずれも2012年10月15日撮影。

 
   
   

また、戦後建てられた門柱や狛犬が多いですが、中には右の門柱や下の狛犬のように古く、被爆時にあったと想定される門柱・狛犬があります。石造りの遺跡の場合、爆心地から2`以内、ないし全焼区域内のものを言うが、被爆しているには間違いないので一応紹介しておきます。

 

   
 

この神社には被爆建物の調査に来た訳ですが、妙に靖国神社とのつながりを強調し、天皇を称える碑が多いなー、と思っていたら、「日本を守る会」を名乗る方が近づいてきて、「大川隆法著 中国と習近平に未来はあるか 反日デモ謎を解く」という本を渡されました。

そういう天皇関係碑は「天皇関係碑調査報告」の方に追加しておきます。