8.消えた日本電気計器検定所広島試験所(西区三篠一丁目15−3)

 

爆心から1750メートル。2011年春まで、事務所として使用されていました。補修され、塗り替えられているので、ちょっと被爆建物とは見分けはつきませんでした。1990年の報告書には無かったものですが、1992年の被爆建物等継承方策検討委員会の報告書で新たに加えられたものです。

 1937年建設のこの建物は、被爆で窓ガラスが飛び散り、4名死亡、24名重軽傷という被害をだしましたが、中国企業の所有で長く被爆建物として健在ぶりを示していました。

  写真は2002年10月2日撮影。
 
   

が、2011年8月23日の中国新聞ホームページで、2011年10月にも解体されモニュメントだけになると報道されました。

2011年11月20日確認に行ったところ、右の写真のとおり既に解体され工事中でした。