33.蓮照寺 本堂 (西区己斐中二丁目20番24号)
狭い路地、階段の上に被爆建物・本堂はあります。ちょっと全景を撮るのは無理でした。写真は2012年5月24日撮影。

 

説明板

「蓮照寺・本堂(爆心地から約2.75キロメートル)

人類史上最初の原子爆弾が1945(昭和29)年8月6日午前8時15分、広島市中心部の上空約600mで炸裂し、一瞬のうちに町は焦土と化しました。

 この地域(旧己斐町)原爆による消失を免れたものの、1913(大正2)年に建立された蓮照寺・本堂は、その強烈な爆風により大きな被害を受けました。

 戦後、裏山の崩落による被害や、老朽化に伴う修復を重ねてきましたが、いよいよ痛みが激しくなり、2006(平成18)年、門信徒並びに地域の方々のご懇志と広島市被爆建物等保存・継承事業の助成により、被爆の惨禍を後世に伝えるため、蓮照寺・本堂の保存工事を実施しました。