40.日本麻紡績(株)給水塔 (西区己斐本町三丁目12番21号)
中国新聞が2007年3月31日から毎週被爆建物の特集を始めた。その第2回目(2007年4月7日)に、マツダ内に残っている「陸軍船舶練習部」(大和紡績広島人絹工場)跡の建物とともに紹介されている。
マツダ内の建物は今は「宇品西部品庫」として利用されていると写真入りで出ていたが、一般に公開されるような建物ではないと、社内の友人に聞いているので、私等ボランティアの立場では簡単には撮影できないと予想しているが、ここについては「被爆建物」というプレートを市が張っており、また、「己斐ガーデンスクエア」の売り場の奥にスックと立っており、店のシンボルマークにもあしらえてある、ということで、写真撮影もOKだった。 |
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心配なのは地震ということだが可能な限り残すという。確か5、6年前にも新聞連載記事に出ていた記憶があるが、その時は、場所が写真だけでは良く判らず諦めていたものだが、知っている人は知っていたようだ。遅まきながら、早速翌日出かけ、写真に収めので紹介する。JR西広島駅から宮島街道を西に歩いて約10分、春の陽気で、多くの客が訪れていたが、広い敷地の奥にすぐにそれと判った。下のレンガ部分に英文も添えたたプレートが貼り付けてある。
「被爆建物 被爆時の名称 日本麻紡績(株)給水塔 (爆心地から2,830m) この給水塔は、1945年(昭和20年)8月6日の原爆にも耐え、その姿を今日に残しています。 広島市」 写真は2007年4月8日撮影 |