4.親鸞聖人像の台座   (西区三滝本町二丁目20)

 

被爆遺跡です。誓願寺を過ぎた所から三滝寺とは反対の右側のゴルフ場と書かれた看板の方の道に入り、集会所の前をさらに行くと公園があります。公園から狭い道を下に降りると小さな広場があり、そこにあります。元は、親鸞聖人像が載っていましたが、爆心から約2.5キロの傷ついた被爆親鸞聖人像は、1955年頃ニューヨークの仏教会に寄贈され、そこで平和を祈るために安置されており、原爆をみるとともに、2001年9月11日のテロをも目撃することになりました(下の新聞記事)。

この台座は被爆時の物で、1993年訪れた時は、親鸞聖人像の代わりに童子の像が立っていましたが、2003年2月再訪した時にはこのように取り払われていました。

なお、ニューヨークに渡った親鸞聖人像は、皮肉にも、9・11テロにも遭遇し、二つの爆心地を見つめることとなりました。

写真は2003年2月8日撮影